- アプリや手帳に書いた目標がいつも未達成のまま…
- 目標を立てても、達成まで継続できない…
- なんで目標達成できないのか原因が分からない…
自分が決めた目標を毎回達成できないのは辛いですよね。
目標を達成できない原因は色々ありますが、実は目標を立てる時点で間違いを犯しているパターンは多いです。
正しい目標の立て方を知らなければ、いくら目標を立てても成果・行動の質は上がりません。
そこで今回は正しい目標の立て方から、目標到達までの行動で意識すべきことまで徹底解説します。
最後まで読み、今まで未達成だった目標をどんどんクリアしていきましょう。
目標達成のコツは「行動計画の見える化&数値管理」
目標達成をする上では「見える化」と「数値管理」は欠かせません。
例えば、あなたが仕事中、上司に下記のような仕事を振られたとします。
上司:この調査書類、適当にまとめといて。
それを聞いたあなたはこんな疑問を抱くはず。
・いつまでにまとめればいいの…?
・どうまとめればいいの…?
・他の仕事もあるから、スケジュール帳かカレンダーアプリに一旦登録しよう…。
色々な疑問が出てきて、何をすれば良いか分からないですよね。
では、上司がこんな仕事を振ったらどうでしょうか?
上司:この企画書類、2ページのA4サイズの紙に「問題点と原因、最後に提案」の順で再度修正してまとめておいて。期限は15日の17時までね。
期日や何をすれば良いのかが数字によって、より具体的に分かりましたね。さらに、期日が決まった事で、あなたは忘れないようスケジュール帳やアプリへ記録するはず。
さて、この時点で、すでに目標達成に必要な2つの要素が出た事に気付きましたか?
そう「数字」と「見える化」です。
このように、普段あなたが仕事依頼された時に出てくる2つの要素は、実は目標達成をする上で欠かせないものなのです。
目標達成をする上で「数値化」と「見える化」が超重要な理由
なぜ「数値化」と「見える化」が目標達成をする上で重要なのでしょうか?
答えは「ゴールが具体的になる」から。
仕事をする時も「何時までに、どうやって」といった情報を「スケジュールで記録」しますよね? このように私たちは仕事など、普段の生活の中で無意識に「具体的な目標計画と達成」を小さく繰り返しているのです。
ところが、プライベートで目標を立てる際、多くの人は「数値化」と「見える化」を全くしていません。
・とにかく痩せる!
・英語を外国人と会話できるレベルまで上達させる!
・お金持ちになる!
一見それっぽくみえますが、これらは目標設定したとは言えません。
・何をもって達成したと言えるのか?
・達成できなかった時にどう改善するか?
・いつまでに達成するのか?
上記の質問に答えられなければ、それは「願望」であり、目標ではないのです。言い方を変えれば「夢」か「計画」かの違いだということです。
いつも「〜したいなぁ」と言っている人は結局何もしない。それは計画ではなく夢だから。いつまでに、どうやって実現させるかを考えないと結局全ては夢物語。実現させたいならいつまでにどうするかを断言することが大切。
— サイゼン|「成り上がり大学」で検索 (@saizen_dayo) September 30, 2021
目標の正しい立て方の手順【3ステップ】
目標をただの願望や夢で終わらせないためにはどうすればいいのでしょうか?
具体的には3ステップの流れに沿って目標を立てることで、実現確率は上がっていきます。
- ①やらないことを決める
- ②やるべきことを絞り、数値化する
- ③目標を見える化&チェック
①やらないことを決める
目標達成に関する本の中には「これから取り組もうとする事をどう上手く目標に落とし込むか?」ということがメインで書かれているものがあります。
ただ、このやり方は全部とは言いませんが、間違い。
そもそも目標達成できない人は「あれもやる、これもやる」と多く抱え、パンク寸前の状態がほとんど。つまり、目の前の事を「本当に必要かどうか?」考えきれてないのです。その状態で目標を立てても、同じパンク状態を繰り返すだけ。
本来やるべきなのは「今本当にやるべきことは何か?」を最小限に絞って把握し、そこから目標達成を目指すこと。そのためにも、まず「やらない事」を決めて現状整理すべき。できることは数が限られる上に、どうでもいいことを目標にしても無意味だからです。
目標達成において真のスタートラインは「やらないことを決めること」から。これは必ず覚えておきましょう。
» なぜ「やらないことリストに基づき行動を決める」と人生は好転するのか?
②やるべきことを絞り、数値化する
やらないことを決めると、同時に自分がやるべきことも候補として挙がります。 ただ、その時点では候補でしかないので「最終的に目標とすべき事」として確定させましょう。
やり方は「なぜ?」を繰り返し、徐々に数値化すること。
候補時点)60万円貯金する!
↓
なぜその額が必要?なぜ貯金?いつまでに達成するの?どう達成するの?
↓
確定時点)独立資金として生活費60万円を半年間で貯金する!
なぜを繰り返す中で、少しでも答えに迷うなら、それは本来やるべきことではないかもしれません。
また、ここでポイントなのが「目標を完璧に作りすぎない」ことです。目標を見て、いつまでにどう行動すべきかが分かり、最終的に数字で達成度が評価できれば十分。
ここで残ったもの、それが本来「あなたが目標とすべきもの」です。
③目標を見える化&チェック
ここまで来たらあとは毎日目標を見る事ができる状態を作り、進捗を日々チェックするだけ。
目標を見える化するために、メモアプリやスマホの壁紙、スケジュール帳など好きなものを使えば良いと思いますが、個人的には「ホワイトボード」がオススメ。
スマホのアプリ、スケジュール帳は目標を見るために一度開く必要がありますが、ホワイトボードは壁にかけるだけで自然と目に入るからです。
とにかく、目標の見える化とチェック。これは絶対にやってください。でないと目標を立てても意味ゼロです。
【参考】目標のわかりやすい書き方
ホワイトボードの書き方を紹介
目標達成の確率をさらに上げるテクニック【3つ】
「よし!目標を立てたから、さっそくやろう!」と思った方、ちょっと待ってください。
ここからは、目標達成のために知っておきたい重要な3つのテクニックを紹介します。
目標達成の確率を上げる上でどれも重要なので、1つずつ見ていきましょう。
- 「やる気」に頼らない
- 自己洗脳する
- ゲームに置き換える(ゲーミフィケーション)
「やる気」に頼らない
まず何かを達成する上で「やる気が大事!」と思う人は、今すぐ考えを改めましょう。
人間はロボットと違い、感情の浮き沈みがあり、想像以上に意思は弱いです。当然、やる気にも波があり、そこに頼ると行動の継続は困難です。
それより大事なのは「やる気などに頼らず、必然的に継続せざるをえない仕組み」を作ること。つまり「選択肢を極限まで減らし、行動の順番を決めてしまうこと」です。
例えば、朝起きて「何しよう…」と考えていると、何をするのも面倒くさくなる時ありませんか?
人は選択肢が多すぎると、決めることに多くのエネルギーを消費します。 だったら最初から、起床時は「①歯を磨く→②水を飲む→③部屋の空気を入れ替える」のように順番を決めれば良い。そうすれば余計な事を考えなくて済むからです。
目標達成までの過程も同じ。やるべきことを極力シンプルに考えて、行動の順番を決めることで、やがて習慣化し、無意識に目標実現のために行動できるようになります。
→やる気不要(関連記事)
自己洗脳する
「自己洗脳」とは、怪しい話でも何でもありません。自分が良いと思った考えを取り入れながら、行動を変える事を指します。
詳しくは「【怠け者必見】「自己洗脳」でビジネスの成果を爆発的に上げる方法」で紹介していますが、自己洗脳をすると、より迷いなく自分の事に集中できます。
自己洗脳は目標達成をする上で非常に相性が良いので、併せて実践することをオススメします。
ゲームに置き換える(ゲーミフィケーション)
あなたは、テレビやスマホのゲームに異常なくらいハマった経験はありませんか?
あなたの周りでゲームにハマっている家族、友人を見かけませんか?
おそらく、結構な数いるはず。
ゲームにハマる人が多いのは、人を夢中にさせる仕掛けがあるから。その仕組みを現実世界へ応用するのが「ゲーミフィケーション」という考え方。
ゲーミフィケーションの条件
・明確な目標がある(ゴール)
・現状が可視化されている(スタート)
・現状から目標までの課題レベルが徐々に上がっていく(ランクアップ)
・目標達成時に報酬がある(インセンティブ)
どのゲームにも必ずある要素ばかりですね。
各条件を行動する中で意識することで、より楽しみながら行動できるのがゲーミフィケーションの大きなメリットです。
正しい努力の方向性は「正しい目標設定」から生まれる
「正しい目標設定」は仕事やプライベートを含め、正しい方向性で努力する上で非常に重要です。
正しい目標設定の仕方には3つの手順がありました。
①やらないことを決める
②本来やるべきことを絞り、数値化する
③目標を見える化&チェック
上記の手順で目標を立てるだけで「何をするべきか?」が明確に分かり、より行動しやすくなります。
あとは、あなたがやるのみ。おそらく今やらなければ、今後一生やらないはず。
正しい努力の方向性は目標設定の時点でほとんど決まります。
このページを参考に、今すぐ紙とペンを用意して目標を立て直しましょう。