【解決策】完璧主義から「最善主義」へ生まれ変わる方法【3STEP】

  • いつも何かに取り組む前に考えすぎて動けないのはなぜ…?
  • 全てを100%の完成レベルでやろうとして作業時間が長くなりがち…
  • 仕事でも力の入れ所・抜き所が分からず、要領が良い人がうらやましい…!

完璧主義な人はいつも100%全力で物事に取り組むため、気づいた時には疲れ切ってクタクタな時がほとんど。

もちろん、時には全力で取り組むべき時もありますが、毎回その状態だとシンドイですよね。どこかで力を抜くポイントも用意した方が気持ちはラクです。

今回は、そんな完璧主義でお困りのあなたに「最善主義の生き方」を紹介します。最善主義の考えを取り入れると、今まで以上に気持ちが軽くなり、より多くの挑戦が可能となります。

「完璧主義」と「最善主義」の決定的な違い

「最善主義の人」は完璧主義の人に比べて大きく3つの考え方の違いがあります。

  • 時間の考え方
  • 失敗の考え方
  • 過程の考え方

まずは上記3つの違いを知る事が、最善主義を知る上で一番の近道です。

「時間」の考え方

完璧主義・・・時間は無限にある
最善主義・・・時間は有限である

完璧主義の人は「これはどうかな?あれはどうかな?」とまるで時間が無限にあるように悩みます。そのため、自分が納得いくまで考えないと気が済まず、どうしても最初の段階で手が止まりがち。

一方、最善主義の人はある程度考えたら、すぐ行動します。悩んで止まっている時間がもったいないと思うからです。

だからこそ、必然的に行動する時間が多くなり、完璧主義の人と比べて「得られる経験値やスキルの量」はより多くなるのです。

関連記事:時間管理

「失敗」の考え方

完璧主義・・・失敗してはいけない
最善主義・・・失敗して当然

完璧主義の人は「失敗」をネガティブなものに捉えがち。行動する際も念入りに計画を立てるものの、失敗を恐れて行動スピードが遅くなる傾向にあります。

一方で、最善主義の人は「失敗」をポジティブに捉え、失敗して当たり前という前提で動きます。また、失敗は「成功するためのデータ」の1つに過ぎないことを理解しており、失敗の過程で多くの事を学びます。

失敗の捉え方は、あなたが自転車に乗る目標を立てた場合がイメージしやすいでしょう。

完璧主義の人は、自転車の乗り方を隅々まで調べ、完全に理解してから乗ります。乗った後も、転んでケガをするのが怖いので慎重にペダルをこぎます。

万が一、転んでケガをした場合も「うわー自転車なんて乗らなきゃ良かった」とたった1つの小さな失敗を大きな損失だと捉えて自信を無くしてしまうのです。

最善主義の場合は違います。

自転車の乗り方はサッと調べて、まず乗る。乗った時にケガをしても「あれ?何が上手くいかなかったんだろう?」と改善方法を探します。この「思考→行動」のサイクルを高速で回すため、成長スピードが爆速ではやいのです。

「過程」の考え方

完璧主義・・・1発で完成させる
最善主義・・・1つずつ小出しにして徐々に完成させる

何か成果物を作る際、完璧主義の人はとにかく一発で最高のものを作ろうとします。

ただし、どんなに完璧だと思っても、ミスや問題はどうしても起こります。さらに、時間をかけても、評価する人からNOと言われれば、せっかく費やした時間・労力も無駄になります。

一方、最善主義の人はミス・問題が起きる前提で「完成までの中間地点」を設けます。ある程度作ったら、公開してしまうのです。

大事なのは「頭の中にある完璧の形」で完結していないこと。周りの声を参考に、少しずつ完成に近づけるため、評価もされやすいのです。

完璧主義から「最善主義」へ変わるためのポイント

完璧主義から「最善主義」へ変わるためには、普段の生活で下記3ポイントを意識しましょう。

  • 目的から「最小限で」やるべきことを決める
  • 期限を決める
  • 「1次」「2次」を意識する

各ポイントを意識することで、今までよりさらにあなたの行動スピードや得られる経験値は高まっていきます。

目的から「最小限で」やるべきことを決める

完璧主義な人は、気になったことを「あれも、これも」と連鎖的に考え出します。やったほうが良い事は挙げればキリがなく、あれこれ考えている時点でスタートダッシュは当然遅くなります。

そんな時に知っておきたいのが「必要条件」と「十分条件」の考え方。

必要条件・・・絶対に満たさなければいけない条件(なきゃダメ)

十分条件・・・必要条件に加えてあればより良い条件(なくてもいい)

例えば、あなたは「カレーが食べたい」と友達に言われたとしましょう。

ここで完璧主義な人はこんな事を考えます。

・どうせ美味しくするのなら、スパイスから調合しよう!
・食材にもこだわらなきゃ!

さて、上記は「友達にカレーを提供する」ために必要でしょうか?いらないですね。スパイスや食材にこだわらなくてもカレーは作れるからです。これが十分条件の部分。

あなたがやるべきなのは「友達の目の前にカレーを出す」こと。ここが必要条件の部分。極端な話、カレー自体作らなくても、コンビニでカレーを買えば条件は達成できるのです。

カレーの例で見たように、必要条件と十分条件で考えるのは2つの理由があります。

・本来の目的を考えるため
・目的達成のために「最低限やるべきこと」を知るため

2つの条件を考えることで、必然と最低限あなたがやるべきことは絞られるのです。

期限を決める

完璧主義な人がなぜいつまでもグルグル考えるかというと、時間が無限にあると錯覚しているからです。

当たり前ですが時間は「有限」最小限やるべきことがわかったら、時間制限を決めて取り組むようにしましょう。

ズルズルと時間を過ごさず、最初からスパッと時間を決めると、迷いなく行動できます。行動時間が増えれば、それに伴い得られる経験値や知識も多くなります。

「1次」「2次」を意識する

全ての物事で共通するのは「何かを1回目で完成度高く作るのは不可能」ということ。最初は6〜7割の完成度と割り切り、残りは修正しながら完成に近づける姿勢を持つようにしましょう。

・料理を作るなら「味見」をしながら

・文章だったら「推敲」をしながら

・プログラミングだったら「テスト」をしながら

途中でステップごとに確認・改善をして作るからこそ、クオリティの高いものが出来上がります。イメージとしては「ここまでいったら一旦確認しよう」と1次、2次の完成地点を決めておく感じ。

作業 → 1次完成(確認) → 作業 → 2次完成(確認) → 作業 → 完成

最初から完璧に作ろうとせず「ある程度完成したら考えよう」という姿勢でいると、なにより気持ちがラクですし、よりはやく・確実に作業を進めることができます。

完璧主義より「最善主義」で効率の良い人生を送ろう


完璧主義の人に伝えたいのは「人生は実験の連続」だということ。本やネットで見ても、実際にやってみたら色々発見することは沢山ありますよね。

世の中はやってみなきゃ分からないことだらけで、行動する中で普段あなたが考える「完璧」は存在しない事が分かります。

全ての答えは「あなたの行動」の先にしかありませんその時に問題が起きたら改善すればよし。

・目的から「最小限で」やるべきことを決める

・期限を決める

・「1次」「2次」を意識する

今回紹介した3点を意識しながら、まずは今から最善主義で行動していきましょう。

ちなみに、最善主義になる方法に関してさらに詳しく知りたい場合は下記の本がオススメです。

【真理】悩みは無駄!思考・行動を増やし1秒でもはやく成果へ繋げろ!