・新しく副業を始めたけど、はやくも挫折しそう…
・自己啓発本を読んだ時はやる気になるけど、翌日からやる気が無くなってる…
・いつも他人と比べすぎて自信を失いがち…
本業の仕事で結果が出たり、副業で初報酬が発生するまでには時間と労力がかかります。
そのため、成果に結びつく前に挫折したり、自信を失う人が後を断ちません。
一方で、その中で圧倒的に成果を出し続ける人がいるのも事実。この差はいったい何かというと、それは「自己洗脳」にあります。
尊敬する人の本を見たり、音声を聞いて「自己洗脳」するのって大事だけど、意外と皆やっていない。だからどうでも良い情報に惑わされ、扇動される。情報が溢れている時代だからこそ、あえて自分が「これだ!」と思う情報だけを集中的に取り入れる。それによってブレない思考・行動は作られていく。
— サイゼン|「成り上がり大学」で検索 (@saizen_dayo) September 28, 2021
尊敬する人の本を見たり、音声を聞いて「自己洗脳」するのって大事だけど、意外と皆やっていない。だからどうでも良い情報に惑わされ、扇動される。情報が溢れている時代だからこそ、あえて自分が「これだ!」と思う情報だけを集中的に取り入れる。それによってブレない思考・行動は作られていく。
「洗脳ってヤバい話なのでは…?」と思うかもしれませんが、安心してください。
洗脳とは言い方を変えれば「考え方の修正」のこと。今回はビジネスで成果を出すのが目的なので「ビジネスで成果を出す考えの身に付け方」ということですね。
自己洗脳を実践することで、成果を出すためのコツがよりつかめます。
ビジネスで成果を上げる自己洗脳の方法【3つ】
自己洗脳といっても、やることは3つだけ。
- 適度な自己否定
- 尊敬する人をモデリングする
- 思考を可視化する
1つずつ実践して、徐々に習慣化しましょう。
適度な自己否定
「自己否定」と聞くと、「自分はダメなんだ…」みたいなネガティブなイメージを持つ人もいるかもしれませんが、少し違います。
自己否定とは「まだまだ上を目指そう」と調子に乗らずに謙虚でいるためにすること。
何事もそうですが、やり始めて結果が出ると自信が出てきます。自信を感じるのは良いのですが、その時の結果に満足して「自分はこれでいいや」と思った時は危険。
その時点で努力しなくなり、成長が止まってしまうからですね。努力をしなくなった途端に人間は現状維持ではなく「衰退」します。
だからこそ、成長を止めないための「自己否定」は常にするべきなのです。
【補足】自己肯定感が低い人に「自己否定」はオススメしない
自己否定は極度に自信がない人にはあまり向いてないです。
というのも自信がない時点で自己否定をしてもマイナスだから。
そんな時は「自信がないけどどうすればいい?【A:自分との約束を守り続けよう】」で解説している方法をまず実践しましょう。成功体験を積んだ後に自己否定もしつつ成長すれば良いので。
尊敬する人をモデリングする
モデリングとは一言で言えば「尊敬する人の行動・思考をマネること」です。
「マネるために、何をすればいいの?」と思うかもしれませんが、具体的には下記2つでOK。
- モデリングしたい人の本、ブログ、SNSを見る
- モデリングしたい人の音声を聞く
モデリングしたい人の情報に触れ続けると、なんとなくその人の考えがわかってきます。分かったら、その考えは自分にとって役立つものかを実践の中で理解していく流れですね。
【補足①】徹底的に1人をマネるより、複数人からマネる
モデリング対象が1人しかいないのであれば仕方ありませんが、できれば2人以上の方が良いです。
理由は、モデリング対象の人が再現性ゼロのやり方でうまくいったパターンの場合、モデリングする意味がないから。
例えば、もともと金持ちの家生まれでさらに大富豪になりました、みたいな人をモデリングしたところで背景が違いすぎて、マネできる部分は少ないです。(多少学べるものはあると思いますが)
一番の理想は自分と同じような境遇で、成功してる人を何人かモデリングすること。それにより、何か問題が起きても「あの人だったらどう考えるかな?どう行動するかな?」とイメージしやすくなり、自分の行動へ活かしやすくなるからです。
【補足②】モデリング対象に憧れの感情を抱かないこと
「モデリング対象は尊敬する人にしましょう」というと、憧れの人と勘違いしてしまう人がいます。
でも、両者は全く別物。言葉の定義が人それぞれ違いますが、下記のイメージ。
・憧れ・・・主観的に「あの人すごい!」と盲目的な状態。神格化すること。
・尊敬・・・客観的に「あの人のここが良い」と感じ、評価すること。
わかりやすく言えば、アイドルとファンの関係が「憧れ」です。憧れを持ってしまうと「全部良い!」みたいになり、マネすべき部分さえも分からなくなります。
したがって、モデリングする際にあなたは「ファン」になってはいけません。
あくまでも「尊敬できる人」に的を絞って、モデリングするべきです。
思考を可視化する
自分を変えたいと思った時に「〇〇できたらいいなぁ〜」と頭の中で願望を思い描く人がいますが、残念ながらそれは叶いません。
本当に何かを変えたいなら、まずは見える形で書き出すこと。
人間の脳は「目に見えるもの」しか意識できません。
例えば、時間は「時計」という目に見える道具があるから、形がなくとも意識できます。願望も一緒で、ノートやホワイトボードへ書き出すことで初めて目に見えて意識できるのです。
また、思考や願望を可視化しておくともう1つ良い事があります。
それは「脳が自動的に答えを探し続ける」ということです。
→脳は答えを探し続けるという科学的根拠を提示(カラーバス効果)
→網容体賦活形の話
したがって、何か成し遂げたいことがあった場合はまず「思考を可視化する習慣」をつけておくようにしましょう。
» 目標達成は「行動計画の見える化&数値管理」がコツ【可視化は現実化する】
【体験談】自己洗脳をしたらどう変わった?
自分の場合、食事中も通勤中も尊敬する人の音声を聞いたり、読書をしていました。さすがにそこまですると思考も徐々にインストールされていきます。
自己洗脳をしていく中で感じたメリットは主に3つです。
迷いがなくなる
自己洗脳する方法で気づいたかもしれませんが、モデリングなどは一定の情報しか見ず、他の情報は遮断する行為でもあります。
モデリングをする中で、ある程度思考の枠組みができると「今の自分に何が必要で、何が不要なのか?」が分かるようになりました。
だから余計な情報に惑わされずに、作業に集中できた部分はメリットとして大きかったです。
根拠のない自信が湧いてくる
尊敬する人の音声を聞いていると、なぜか「あれ、自分でもできるのでは?」と勝手に自信が湧いてくる時が結構あります。
しかも、それを毎日繰り返していると、自信が確信に変わってくるんですよね「あ、自分でもできるわ」という風に。
自分の場合、新卒から副業でアフィリエイトをやっていたのですが、やっぱり最初の半年、1年は結構辛かったです。(挫折する人が多いのもこの期間で身をもって体感しました…。)
まさに暗闇のトンネルの中を必死に走っている感覚で、作業をしていたのですが、謎の自信があったので上手く乗り切れました。(自己洗脳の考え方がなければ副業も挫折していたかもしれません…。)
目標の実現スピードが圧倒的にはやくなった
自分の場合、年間計画を立てて日々行動しているのですが、直近でいうとフリーランスになる目標が6ヶ月早く実現しました。
それは、
・「自己否定」で慢心せず、
・「モデリング」しながら試行錯誤し、
・「思考の可視化」で目標を常に意識し行動し続けたから
だと思っています。
行動する中での迷いはほとんどこの時点で無かったのですが、自己洗脳の3要素がそれだけ「強力」だということを改めて実感しましたね。
自己洗脳する上での注意点
自己啓発セミナーは行かなくて良い
なぜか自分を変えたいという人の中に自己啓発セミナーに何回も参加している人を見かけるのですが、これはオススメしません。
自己洗脳は他人の力を借りてやる事ではないからです。
セミナーに行く時間があれば、今回紹介した3つの方法を1つでも多く実践していきましょう。
自己洗脳より「環境を変える」方が優先度は高い
例えば、あなたが人格否定する上司や足の引っ張り合いをする同僚がいるブラック企業で働いていたとしましょう。
そこに半年、1年といたらどんな未来が待っているでしょうか?
きっと良いイメージを思い浮かべた人はいないはず。そう、実は努力する内容も大事ですが「努力する場所」はもっと大事です。
副業などをする前に、本業の会社の労働環境が悪いところにいるなら、まず最優先で転職すべき。いくら強い精神力を持った人でも、やがて環境に染まってしまうので、せっかく良い習慣を身に付けても、上書きされてしまいます。
したがって、自分の考えを変え、ビジネスで成果を出したいなら、自分のいる環境も丸ごと変える必要がある、というのは自己洗脳とセットで覚えておきましょう。
自己洗脳は正しい方法で行えば強力な武器になる
今までよりも副業や仕事などでより成果を上げるなら、どこかで自分の考えや生活パターンも同時に変えていく必要があります。
その時には、3つのやり方で自己洗脳していくのがオススメ。
- 適度な自己否定
- 尊敬する人をモデリングする
- 思考を可視化する
「やったその瞬間から変わる!」なんてことはなく、毎日の地道な実践が大切です。
時間はかかるものの、一度自己洗脳によって自分をより良い方向へ変えることで行動に繋がり、習慣化し、やがて成果が生まれるのです。
今日から、あなたも自己洗脳で当たり前の基準をグンと上げていきましょう。